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コラム

公的融資とは、なぜ生まれたのか?また、その存在意義は何なのか?

2015年11月18日公的融資

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 公的融資とは何故産まれたのかについて語る前に、まず公的融資の存在意義について述べたいと思います。

 そもそも「融資」自体は、民間の金融機関の商品です。民間の金融機関というのは、都市銀行、地方銀行、信用金庫などにとどまらず、商工ローンやリース会社なども含まれます。

 そこで「融資」は「商品」ですから、民間の金融機関は、当然、利益が見込めなければ、そこに資金を投入しません。つまり融資しないということです。

 さらに最悪なのは、貸したお金が焦げ付いてしまうことです。つまり貸し倒れになってしまえば、その融資自体から利益が出ないばかりか、他の利益も喰ってしまう、最悪、貸し倒れが積み重なれば、その会社の存続自体が危ぶまれるといった事態にも陥りかねません。

 そうなると、民間の金融機関が融資したがらないのが、創業仕立ての中小企業や個人事業主です。

 中小企業白書によれば、創業仕立ての中小企業や個人事業主100社の内、10年後も生き残っている割合は1割程度です。すなわち10人の起業家が居て、10年後に会った場合、事業を続けている人は1人いるかいないか・・・位の低い確率でしか、生き残れないのです。

 そうなると民間の金融機関は手を引かざるを得ない、そこで登場するのが、創業融資などを中心とした公的融資という訳です。

 つまり、公的融資とは、公的に支援する必要性が高いにも係らず、民間の金融機関が手を出しずらい分野へ資金を供給することをメインの目的とすることが多いと考えていただければわかりやすいと思います。

 公的融資の代表選手としては、政策金融公庫と地方自治体などが信用保証協会、民間金融機関と協調し行う制度融資ということになります。

 制度融資については「いくら協調といっても民間金融機関は手を出しづらいんじゃないの?」という疑問が沸くかもしれませんが、実はこれにもカラクリがあります。そのあたりについては後日また記事あげをしていきたいと思いますが、今回のコラムでは「公的融資とは、そもそも何で、その存在意義は何なのか?」についてお伝えしました。

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