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コラム

減価償却費~個人事業主でも絶対覚えておくべき減価償却の基本とは???

2016年1月8日補助金・助成金・公的融資の基本

減価償却費とは何ですか?

政策金融公庫など公的融資や補助金の申請の

お手伝いをしていると個人事業主の方から

このような質問を受けることが多々あります。

税理士公認会計士あるいは会社の経理担当

でもなければ、減価償却についてそんなに深い

知識は必要ありません。基本的なことさえ

抑えていれば十分です。

今回のコラムでは、減価償却費について

分かりやすい例で説明したいと思います。

そもそも「減価償却」とは

①20万円を超えるような高額で

②長期間に渡り使用でき

③少しずつ痛んでいく固定資産

を数年にわたって少しずつ経費として計上する

仕組みの事を表します。

上記少々分かりにくいかもしれませんが、

①同じパソコンでも「19万円で購入

 したパソコン」は減価償却しませんし、

②「3日間しか使用しないコンサートの構築物」

 は減価償却資産に該当しません。また

③土地は(建物と異なり)長期間使用

 しても土地自体の価値が減少する訳ではないので

 減価償却は行わないという訳です。

減価償却は、償却期間における

利益」「税金」「キャッシュフロー」の

3つに影響を及ぼします。

だから分かりにくい側面があるのです。

仮に個人事業主が事業開始にあたって

100万円の軽自動車を現金で購入したとします。

軽自動車の法定耐用年数は4年なので

年間25万円の減価償却費を4年に渡り

計上することになります。(定額法

すなわち開業初年度に100万円の現金を

支払ったのに、税務上は、初年度の経費として

25万円しか認められないという訳です。

同じ個人事業主でも毎年コンスタントに

たたき出す利益(減価償却のぞく)につき、

Aさんは100万円、Bさんは25万円の場合

Aさんの初年度の利益・税金・キャッシュフロー

は下記のようになります。

①利益:75万円(100万円‐25万円)

②税金:37.5万円(75万円×税率50%)

③キャッシュフロー:▲37.5万円

(自動車支払▲100万円+利益75万円+減価償却25万円▲税金支払37.5万円)

一方Bさんの場合は下記です。

①利益:0万円(25万円‐25万円)

②税金:0万円(0万円×税率50%)

③キャッシュフロー:▲75万円

(自動車支払▲100万円+利益0万円+減価償却25万円▲税金支払0万円)

同じ100万円の軽自動車購入でも

利益によって3つの数値の結果は微妙に異なることに

お気づきでしょうか?

会計上の見栄えが良いのはAさんですが、

税務上キャッシュフロー上、初年度に有利なのは

Bさんとなります。

細かい計算は専門家にまかせるとして

原理原則は覚えておくと良いでしょう。

 

pasokon 20151115

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